鍛造事典

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知っておきたい鍛造の基礎知識

熱間鍛造について③ 熱間鍛造と冷間鍛造の違い

熱間鍛造は複雑形状や大型部品の成形に最適で、冷間鍛造は表面の仕上がりや加工精度の高さがメリットとなります。

金属を加熱して軟らかい状態で加工する「熱間鍛造」は、常温の硬い状態で加工する「冷間鍛造」と比較して、複雑形状や大型部品の成形に有利となります。

冷間鍛造と熱間鍛造、それぞれの特長

材料を高熱で加熱して行う「熱間鍛造」に対し、材料を加熱せずに常温に近い温度で行う鍛造を「冷間鍛造」と言います。 冷間鍛造は、表面の仕上がりが綺麗で、寸法・形状精度を出すことは比較的容易ですが、常温に近い温度での変形加工となるため材料が硬く、成形には大きな力が必要となります。また、鍛造に用いる型工具や製品の割れの可能性もあるため、複雑形状や大型部品の加工には、高温下で加工を行う熱間鍛造が有利となります。

冷間鍛造と熱間鍛造の比較
冷間鍛造 熱間鍛造
表面の仕上がり
寸法・形状精度
ロット 大ロット 大中ロット
複雑形状
大型部品の加工 ×

このように、表面の仕上がりや寸法・形状精度に有利な冷間鍛造と、複雑形状・大型部品の加工に有利な熱間鍛造、それぞれに特長があります。したがって、サイズ・形状や用途に合わせて、最適な工法を選択することになります。

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