白光金属工業の生産体制
TQC 高品質保証システムTQC High Quarity Assurance System
製造工程における「4M」の小さな変化を鋭敏にとらえ、高品質なものづくりにフィードバック
品質管理のレベルを決める重要な要素が、Man(人)、Mashine(機械)、Material(材料)、Method(方法)の「4M」です。
例えば、オペレーターの交代や、機械設備、材料ロット、また作業手順の変更等に最新の注意を払うとともに、これらの情報を「3H(変化・初めて・久しぶり)ボード」により共有し、不良発生および流出を未然に防止、高品質なものづくりを実現しています。
白光金属工業TQC 高品質保証
システムの特長
HAKKO TQC活動
- 1PDCAサイクルの強化
- 2ISO内部監査員資格
- 3「QC七つ道具」の活用
- 4品質コスト分析と改善
- 5改善提案制度
- 6顧客とのコミュニケーション
- 7「5H」対処活動
白光金属工業では、ISO9001をベースにPDCAサイクルを確立。「次工程はお客様」を合言葉にTQC活動に取り組んでいます。全スタッフが、外部機関によるISO内部監査員研修を受講・修了。「QC七つ道具」により、各種データを見える化し、品質コストを分析・改善を図り、顧客満足度を高めるシステムを構築しています。
さらに、ポイント制による改善提案制度を実施。お客様と密なコミュニケーションにより、ご要望を生産現場へ素早くフィードバック、当社行動指針である「5H」対処活動を実施し、業務スキル向上に努めています。
「5H」対処活動について
「H」を頭文字とする5つの出来事に対処できるよう、スタッフ一人ひとりがつねに業務スキルの向上に努めています。
- 不意:突発的な出来事
- 初めて:過去に経験のない出来事
- 変化:4M、法規制の変化
- 速さ:要求されるスピード
- 久しぶり:めったにない出来事
品質マネジメントシステム
ISO9001を認証取得
品質マネジメントシステム「ISO9001」を認証取得。これらをベースにHAKKO TQC(Total Quality Control)を整備、業務効率化の推進とともに、予防処置を行い問題再発を防止しています。
カールツァイス社製・高精度3次元測定機により精密測定を実施
室温を約20℃に保った専用測定室を設置し、定評あるカールツァイス社製の高精度CNC三次元測定器「DuraMax」を配備。防塵環境のもと、高精度測定を実行することが可能です。
小型高精度CNC真円度測定機を導入。
高精度・高信頼性測定を実現
東京精密社製「RONDCOM 54DX3」を配備。精密なテーブル回転精度により、信頼性の高い真円度測定を実施。また、オフセット型検出器ホルダ採用により、平面度・平行度・同心度・同軸度・円筒度・真直度・直角度の高精度測定を実現しています。
AI機能付表面粗さ・輪郭形状複合測定機により、複雑形状の精密測定が可能。
当社では、アルミ鍛造製品を主に「鍛造解析シミュレーションソフト」による内部応力分布測定を実施。不適合箇所を事前に特定し、問題解決を図ります。
材料調達から各工程において履歴を記録。
確実なトレーサビリティーを実施いたします。
材料調達から各工程において、生産過程等を記録し、製造履歴を追跡できるトレーサビリティーを構築、製造部門を挙げて品質向上に取り組んでいます。また、万一不具合が生じた場合も、責任を明確化でき、要因を分析、改善策を講じることを可能にしています。
白光金属工業の生産体制